Introduction
電子顕微鏡材料学の遥かなる頂を目指して
「電子顕微鏡材料学」、聞きなれない言葉かもしれませんが、この言葉には本研究室の目指す道が端的に示されています。電子顕微鏡の研究分野には「電子顕微鏡学」という歴とした学問があります。一方、材料の研究分野にも「金属材料学」や「セラミック材料学」など、長い歴史を誇る学問体系が存在しています。「電子顕微鏡材料学」とは、このように独立に進化してきた電子顕微鏡開発と材料研究を極めて高いレベルで融合し、双方の分野に新時代を切り拓くことを目指しています。具体的には、全く新しい原子分解能電子顕微鏡法の開発と金属、セラミックス、デバイス、磁性材料、有機材料などの社会・産業上極めて重要な材料研究を車の両輪として、材料特性発現メカニズムの根源的解明に向けた研究を推進しています。どこにも存在しない新しい電子顕微鏡法を開発することで材料に対する新しい「目」を自ら創り出し、その「目」を使って誰も見たことのない材料世界を開拓していく、そんな心躍る研究を目指しています。
2020年4月吉日
柴田直哉
JST ERATO 「超原子分解能電子顕微鏡プロジェクト」
柴田直哉教授が研究総括を務める日本科学技術振興機構(JST)のERATOプロジェクトで新型電子顕微鏡の開発、新規電子顕微鏡法の開発、材料研究への応用を進めています。詳細はプロジェクトウェブサイトを御覧ください。
Topics
2024年11月24日
受賞
D3の橋本さんが15th International Symposium on Atomic Level Characterizations for New Materials and Devices '24にてExcellent Presentation Awardを受賞しました。詳細
2024年10月28日
受賞
D2の田畑浩大さんが2024 Peking University "Boya M-Talents" International Doctoral Students Academic ForumにてBest Oral Presentation Awardを受賞しました。詳細
2024年10月20日
プレスリリース
ジルコニア粒界中の空間電荷層観察に関する論文がNature Communicationsに掲載されました。また、この論文に関するプレスリリース発表を行いました。詳細
Members
秘書
hatano [at] sigma.t.u-tokyo.ac.jp
特任研究員
tam [at] sigma.t.u-tokyo.ac.jp
特別研究員
JSPS Postdoctoral Fellowship
yoo [at] sigma.t.u-tokyo.ac.jp
特任研究員
aowenli [at] sigma.t.u-tokyo.ac.jp
学術支援専門職員
saito.natsumi [at] sigma.t.u-tokyo.ac.jp
技術補佐員
miura [at] sogo.t.u-tokyo.ac.jp
Access
〒113-0032 東京都文京区弥生2丁目11−16
東京大学工学部9号館315室
TEL: 03-5841-0415